西北まんじゅう

うちのラボで卒業研究をしに来てる学生さん

本日、その卒研提出の締め切り日

だいぶ前から「直す時間も必要なんだから、早めに一度プリントして見せてよねっ」と、ぷれっしゃーかけ続けるも、本人いたってのーんびりしたキャラであり、昨日げほげほごほごほしつつ寝込んでる自宅からラボに電話してみたところ、「今、序文書いてまーす」というお答えが明るく帰ってきてめまいにおそわれる

本日、病をおしてラボに様子を見に来てみたら、昨日寝ずに働いた様子であり、なんとかかんとか規定枚数に達する論文らしきものができあがっておる

がっ人生における最初の学術論文である彼の作品がそのまんまじゃハシにもぼーにもかからんしろものであることは想像してみるまでもないこと

お目付役をおおせつかっているi井クンとワタクシ、とにかく意味がつながる文章にしようと半狂乱で直しまくる

序文そのものはi井クンが大幅に手を入れてテコ入れしたため、今度はこれでもかってなくらい格調高くなっており、このまんま総説としてどっかに載せてもおかしくない内容

ただしその結果、「その他の部分」とに天と地ほど落差があり、どう見ても親が作ったとしか思えない小学生の工作のごとき様相を呈しておる

こら困った

で、ぺんぎんクンしぶしぶ登場し、むかしとったきねづか(大学院時代にさんざっぱらやったT細胞分化の知識)を総動員してなんとかかんとか意味の通じるもんをこしらえる

一番の難題である序文をやっとこさ書きあげて、さあて 他の実験方法 とか 結果 の部分にも目を通すかぁ と、うっかりファイルを開いてしまい、そのあまりのあまりさにおもわず頭をかかえるぺんぎんくん・・・ うううう あたしもしかしてババひいた?

とにかく泣いても笑っても本日5時には提出しなければならんのである

しゃーないから日本語になってないとこだけは解読可能な程度に直し、ともあれカッコだけはつけて本人に全ファイルをおしつける

時、すでに4時すぎ

こっから彼の母校である都の西北までは30分弱

とっとと行けば良いのに、それからおもむろにクリアーファイルに一枚一枚綴じ込み始める学生クン

それを見てますます強いめまいに襲われるぺんぎんが一匹

そこへ救世主(教授様)がずいっと登場
「おら〜 てめ〜 何やってんだ! とっとと持ってけ!」と大噴火
ついでに、おらおらおらおらと後ろから追い立てられて、さしもの学生クンあせりくるって退場

「手ぶらで帰ってくんじゃねーぞっ」
とゆー教授様の暖かい声援に見送られて出て行った学生クン、帰途には一応気をつかったらしく、都の西北まんじゅうがしっかとにぎりしめられておった

んまかったよ さんきゅ 

デモネ、今度からもうちっと早めにしあげてね
おばちゃん、寿命がちぢむから