とろんと その後のその後のその後

本日は虎の穴のカリスマ院生Yクンの結婚披露宴ということで、夏服を持ってないペンギン君はしばし悩んだ結果、金田正太郎少年(おいちゃん談)もしくは金田一少年めいたスタイルを選択

ま、要するに短パンとジャケットってやつ?
それにしても暑かった・・・いや、いろいろと

ともあれ、その時の模様は別に立てるということにして、いいかげんトロントから戻ってこないと何もできんのでいよいよ最終回、ということとする

よいこのみんな シゴトはすばやくね

===============================

さてイミグレーションにて、パスポート事件でさんざん世話になったおばちゃんに、12番へ行け、と言われたペンギン君
上機嫌で当該ブースへ向かう

で、座ってた係官にこれまた上機嫌で こんちゃ~♪ なんぞとごあいさつをかます

ミスティックリバー時のショーンペン似な係員(以下ショーン)
にこりともせずにスルー

む・・・なんか感じの悪いやっちゃな

ま、別にいいや、オイラとにかくはよおうち帰りたい
なんでもいいからここを通してくれれば別に無愛想でもおっけ

というわけで、手に持ってたパスポートおよび入管書類を一式まとめてカウンター上にほいと置く

それをいかにもめんどくさそうに手に取ったショーン
パスポートのページをパラパラとめくりつつ

おまえ どこから来た?

・・・・・・・・・・・・・ へ?

我、今まさにカナダから帰国せんと欲す、という今この状況で
Where are you coming from ?
と聞かれたとしたら、みなさんどう答えます?

心はすでに日本へ飛んでんのである
来たのは日本からなのだから当然そう答えると思いません?

で、ペンギン君、何の疑問も持たずにお答えする

とーきょー じゃぱん

ところがその答えがなぜかショーンのお気に召さなかったらしいのである

おまえ、ここへ、とーきょーから直接来たのか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ へ?

・・・・・・あ、そーゆーことか
確かにアトランタ経由で来たわな

で、そのまんまお答えする
とーきょーから来たけど、途中でアトランタを経由したよ

その答えを聞いたショーン、いきなり怒り出す

オレが聞いてんのは、今、ここへ、どこから来たんだ? ってことだよっ
アトランタからここへ来たのかよ
アトランタから着いたのはいつだよっ

なんのことやらわからず混乱したペンギン君
とりいそぎ最後の質問にだけあわてて答える

アトランタから到着したのは28日

それ聞いてますます怒り出すショーン

28日だぁ?! 27だろ 27!
このスタンプには27ってあるじゃねーかよ
一体どうなってんだ? ったく信じられねえよ

・・・・・・・・・ ええええ?

到着したのは確かに28日のはずだが・・・
だって日本出たのは28日
まさか前日に到着するはずがないぢゃん

が、ショーンが開いてほれ見ろとばかりにつきだしたページには確かに27日のスタンプが押してあるのである

ますます混乱したペンギン君
何と答えていいのやら困りながら

そ・・・そういうことなら27日かもしれない

つーか、何で27日になってたのかは未だにわからん
どう考えてもアトランタの入管の時に係員が日付を間違えて押しまくったとしか・・・

おもいっきり侮蔑の表情を浮かべつつ
結局、自分が聞いた質問に対し、勝手に答えを出すショーン

おまえ アトランタからトロントへ来たんだろ?
そんでそれからなにかやってて、今日、ここへ、来たんだろ?
それともなにか? 到着してからずっとここにいたとでも言うのか?
ここへカナダから来たんじゃないのか?

・・・・・・・・ へ?

のみこみの悪いペンギン君、やっとショーンの言わんとするところを理解する

ここは確かにアメリカの入管
だから要するにここはカナダではなくアメリカだと言いたいわけね
そういうことならアタシャ確かに、今、この場所へ、はカナダから来た なるほど

な~んだ~ そういうことを聞いてたのかぁ~ ショーンってばぁ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・って ちょっと待てこら

それってわざわざ声を荒げて聞くことか?
この入管へはカナダ側からしか来られないんだからそんなん当たり前じゃん
聞くまでもない質問としか言いようがない

しかもあからさまに馬鹿にしたような調子で聞く、そのアンタの真意がわからん

意味不明な質問して相手を混乱させてうろたえるのを馬鹿にして楽しんでるだけじゃねーのか?

・・・・・・・・と、言いたくなるのをぐっとこらえる
いやいやいや ここでケンカしても始まらん
とりあえず流しとこ
帰してくれればどうでもいいや

ということを数秒の間に判断したペンギン君
相手にするのもアホらしいので

あーそうそう 確かにその通り
ワタクシ、カナダからここへ来ました
アンタは正しい!

とゆーてやったところ、それが聞きたかったのか
それとも単に意地悪して遊ぶのに飽きたのか
やっとなにやらシゴトを始めるショーン

パソコンいじくってたと思えば、次は入管書類を小馬鹿にしたような顔でつまみあげて内容を読んでるフリしつつ、あっちこっちにチェックを入れ始める

見るからに、何がなんでも間違ってるとこを見つけてやろう、という勢いで

でもって、なんと、あったのである 致命的な間違いが

ペンギン君は一枚の書類の表と裏に記入した、と思っていたのだが、なんと、デルタのおねいさんが書き損じのことを考えて気をきかせてくれたのか、用紙は2枚あり、それがぴったり重なってた状態だったのである

で、必然的に、片方は表だけが書き込まれ、もう一枚は裏書きのみ、ということとなり
そのことに遅まきながら気づいて愕然とする

中途半端に書き込まれた用紙2枚を満足げにひらひらさせながら
ほれ、どうする? という表情のショーン

表書きした書類の裏は当然のことながら真っ白
ペンギン君のオツムの中も真っ白

とは言え、そこに書くべきことは自分の名前と名字を活字体で書き込んでサインするだけなのである

その場で書いても数秒のことである

にもかかわらず、とにかく根性の曲がったショーンのこと
まるで鬼の首でも取ったような顔して言う

ダメ、やりなおし
列に戻って書き直せ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ←絶句

答えはわかっているが、ダメもとでいちおー聞いてはみた

今、ここで書いちゃだめ? すぐす・・・

オレは 列に戻れ と 言ったんだよっ!

はぁぁぁ・・・・・・・・・・・・ ←深いため息

とにかく、見た目が意地悪そうなだけでなく、まじで、今思い出しても

あ~~~~~~~~きぶんわりぃ~~~~~っ
と言いたくなるほどイヤなヤツだったのである このショーンって輩は

ところで、アメリカでは通常、こういう場合、書き終わったらすぐまた列の先頭に戻してくれる

が、間の悪いことに、例の場内整理のおばちゃんはちょっと離れた場所でなにやらトラブった誰かをガミガミしかりとばしており、この一連のやりとりにも列に戻っていくペンギン君にも気づいておらんかったのである

書いたあとまた列の最後に戻らなきゃならんのかなぁ・・・困ったなぁ

と、思いつつもさっきよりは短い行列を見てちょっと安心
今度はまちがいがあっちゃなんねえ!とばかり
書類記入のために並べてあるデスク上で気合い入れて名前を書き込み
サインを入れてもう一度見直し、準備万端

さて、と行列に目をやって仰天する

いつの間にやら団体さんがぞろぞろやってきて長蛇の列を形成しとるがな!

ひぇぇぇぇぇ どないしよぉぉぉ?

で、気づけば出発まであと30分ほど

ひぇぇぇぇぇ 余裕だったはずなのにぃぃぃ

ともあれ、しゃーない 列の先頭へ割り込む勇気もないし
とにかく意外に早い進行に期待するしかない

で、待ちましたよ
えんえんと

でもって、今度はやたらと時間がかかるのはお約束通り
5分、10分と時間がたつにつれ、ペンギン君いてもたってもいられなくなる
まだ税関も通過してないし、ゲートまでどれくらい遠いのかもわからん
10分前にはゲートに到着しておきたいよなぁ・・・

しかし、相変わらず列はノロノロとしか進まない
このままでは絶対アウトである
係員に事情を話して先に行かせてもら・・・・

アンタっ そこでなにやってんのよっ!

へ?

声のした方を見てみたら
あのおばちゃんがペンギン君の姿を遠くから発見して発した大声であった
しかもなにやらわめきながらえらい剣幕でこっちへ突進してくる

周囲のメンツがおそれをなして逃げまどう中
おばちゃんってばペンギン君のとこまでまっしぐらにやってくるやいなや首根っこをむぎゅととっつかまえてそのまんま列からずりずり引きずり出しつつガンガン文句言いまくる

まったく、どうしてアンタってひとはこうなのよ一体ぜんたいどうしたってのよもうとっくに行っちゃったとばかり思ってたわよ20分も前には済んでたはずじゃないのよ、まったくもう!

・・・・・・・・・あのですね

とにかく次に空いたとこへ行きなさいっまた乗り遅れたらどうすんのよっ

相変わらずヒトの話なんぞ全然きいちゃーいねーおばちゃんなのである

しかしながら、やれやれ助かった
このおばちゃんにお任せすればもう大丈夫
おばちゃんに引きずられて列の先頭まで行き
ほっと安堵したペンギン君

ところが、である
次、に空いたのはもうほとんどお約束 あの12番

マーフィーの法則というのはあなどれんもんがある

で、ペンギン君、またあのショーンと顔つきあわせるのだけはご勘弁願いたいので必死に訴える

あのねあのねあのね 12番だけは イヤなの

あまりにも必死の声がやっと心に届いたのか、ふと足をとめたおばちゃん
不審げな顔つきで12番に目をやり、そこに座っている人物をそっと確認した途端、これまたありありと納得しつつ気の毒そうな表情に変化し、一言ぽつり

なるほど・・・

どうやらショーンのヤツってば 誰もが認めるふだつきの性悪らしい
ということをおばちゃんの表情から察したペンギン君なのであった

で、おばちゃん、列の先頭にいた別の人物(白人←キモ)を12番に送り込み
手近なブースに座っている見るからにやさしげなじいさんのところへ連れてってくれて

次にここが空いたら行きなさいね
とやさしく言ってくれる

うわぁぁぁぁん おばちゃんありがとぉぉぉっ(泣

うるうる

で、やっとまともな係員に当たった、とほっとしているペンギン君にやさしげなじいさん

どこから来た?

なんぞというトンチのような質問をするはずもなく
なんのおとがめもなしにとっとと入管手続きが完了

今度はそばで目をひからせてなきゃ!とばかりこっちをうかがっているおばちゃんに親指を立てて合図したところ

元気でね ハニ~ ←!

おばちゃんのエールに送られつつ、こっちも盛大に手を振りつつ関門を突破し
やっと やっと ほんと~に やっと!のことで帰途につくことのできたペンギン君なのであった

しかしながら、こんじょわるショーンのおかげで余裕の時間をくいつぶし
ダッシュでゲートへ向かったため
朝めしにドーナッツでも仕入れて行こうと考えていた予定なんぞかなたへふっとんだペンギン君
2時間のフライト中、空腹のあまり気が狂いそうであったとさ

めでたし めでたし ←か?

ちなみに今回のカナダ滞在中に出会ったイヤなヤツはアジー&ショーンのみ
やさしくて親切な人ばかりのいい国だと再確認した今回の旅であった

長い長いお話におつきあいいただきまして
ほんと、すまんこって

ごめん