独裁政権

本日は新人Nさんとともに自ら実験にいそしんだペンギン君、肉体労働後の気分の高揚のいきおいでうちのガキども若者達と夕飯食いに出かけて大盛り上がり、ついさっき帰宅いたしやした

その実験というのはM2号プロジェクトから派生したちょっとした現象をつっついてみよう、という斥候仕事である

新しいことやる時には、まず自分でアタリをつける実験をやってみて、行けそうだと思ってからしもじもに引き渡す方が効率が良い、ということを経験から学んだわけだ

つまりしもじもがいきなしやってみてうまく行かない場合、実験がヘタなせいなのかその結果が正しいのか、いまいちわからんのが悩みのタネなのである

なんせうちの組で一番実験がお上手なのはまだいまのとこペンギン君
であるからして、このワタクシがやってうまくいかなきゃ、それはダメということなの

な~んちって

じゃんじゃん電話かかってきたり来客の応対してるうちに何やってんだかわかんなくなって失敗することも多々あるのだが、それはまぁそれということで

で、いちおーペンギン君、まだけんきゅうしゃとしての自分というものを大切にしており、マイ実験台というものを未練たらたらに確保してある
なんせエラいので遠心機やら冷蔵庫やらから一番近い一等地
必要な物品も全て手近に備えてある

が、残念なことにその場所をヌシが使用することはめったにないので、通常は共用ベンチとして使用されており、色々な人間が使いに来るのである

したがって、揃えておいたはずのもんがあっちこっちに散逸していることがしばしばある

案の定、開始早々からいきなしイカリの雄叫びが上がる

昨日やりっぱなしにしたの誰だぁぁぁぁぁぁっ!(怒

あろうことかワタクシのベンチに発砲スチロールの箱が置きっぱになっており、氷がとけた水にサンプルがプカプカ浮いてる状態で放置した無法者がおったのである

Hっちゃんがまあまあまあとなだめつつやってきてさっさとお片づけしてくれたのでとりあえず機嫌をなおす
もちろん置きっぱにしたのはHっちゃんではなく、単にフットワークが我が社で一番軽いのである

気をとりなおして解剖にとりかかるやいなや

ぐぉぉおぉっ ハサミが切れやしねぇぇぇぇぇぇっ!(怒

むこうからM2号が即座に別のを手に走り寄ってきたので、ちゃんと切れるハサミを使用し、ホネとり完了

それを細胞にしたとこで今度は

け・・血球計算盤はどこだぁぁぁっ(怒

向かいのベンチからM1号がガメてたやつを手にヘコヘコやってきたので即座にまわし蹴りをくらわして溜飲を下げる

抗体入れて、さて30分放置・・・と  あれ?

オイラのタイマー持ってったヤツは誰だぁぁぁぁぁっ(怒

が・・・いくら雄叫びを上げてみても、どうやら今度は該当者がいなかったらしく応答がない

ねーぞ ねーぞ 誰が持ってった? と言いつつガサ入れ開始
自分の身に火の粉がふりかかりそうになっていると察したしもじも全員があたふた立ち上がって捜索に加わり、一挙に大イベントとなる

確か黒いヤツですよねっ(M1号)
そうそうボクのと同じスタンド型の・・・(F君)
オラのはペンギンのシールが貼ってある(ぺ)
コレ?(L君)
それオレの(M2号)
これですか?(S君)
ちゃう それはカップラーメン用(ぺ) ←をい

あっちの方で あれ? これじゃないですか? というHっちゃんの声
振り向いてみたら、かしこい院生M君の実験台上からタイマー発見

あ、それそれそれ って をい

くぉら このエロ産婦人科ぁぁぁぁぁっ(怒

顔色変えてすっとんできたエロ産婦人科医院生M君

ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼくぢゃありまひぇんっ ←声がひっくりかえってる

だだだだだれかが勝手においてったんでちゅぅ… ←恐怖のあまり幼児退行してる

日頃の行いが良好であることと、疑わしきは罰せず、という白鳥判決の前例を採用し、とりあえず脳天かかと落としを免れたM君なのであった

どうでもいいけど

しもじもにしてみたら

ペンギン様のお実験って

すっげー迷惑 かも

そう? そうなのっ?!

ごめん

かたじけない →

ご忠告いただいたので、念のため

上記文章はほぼフィクションであり、実在の人物とはほぼ関わりありません
多少の真実も2倍増しに脚色してありますので、どうかそのまんま信じないでください