成長過程

M2号のプロジェクトが絶好調である

彼のえらいのは、よく勉強して工夫することばかりでなく
コレやってみたら?
っていうさじぇっしょんをすぐに取り入れるとこ

で、これがまたどういうわけかここ最近ことごとくハマるのである
どうやら今のとこ、ペンギン君もまた絶好調らしい

一方、夏から秋にかけて絶好調だったM1号が停滞している
どーも最近アヤツめが新しいデータ持ってこねーなーってんで、またガサ入れをかけてみたところ

じ、実は・・・

と、浮かぬカオで話し始めるのをじっくり聞いてみりゃ
ここんとこずっと、実験そのものがうまく行っていないらしいのである
なんでかポジコンすらうまくいかない、ということなので、なんやらよーわからん原因でドツボにハマってるらしい

その時はとりあえずあれこれ試してみるべきことを言って様子見することにしたペンギン君なのだが、その後、かしこい院生M君がペンギン小屋にやってきておっしゃることにゃ

せんせー 実はボクもここのところ急にうまくいかなくなったんです
で、原因を考えたんですけど、どうも使っているプレートが新しいロットになった途端にダメになった気がするんですよ
で、聞いてみたらM1号がうまくいかなくなった時期も全く同じなんです

をいをいをいをい 原因はソコかいっ!
てっきり原材料にしている細胞か培養液かと思ってたじゃん

ってか、なんで早くそこに気づかんのだ M1号
ま、いくらなんでもD1の学生にそれを求めるのは無理だけどさ

結局のところ、M君とM1号の違いがどこにあるのか、というと
M君は自分の実験技術に絶対の自信を持っており、
この細胞を使ってこういう風にやれば確実にこうなる!
という確固たる指針がある

だが急成長したとは言えM1号はまだまだ初心者
実験がうまくいかないのが自分の技術的なことなのか別のところに問題があるのか、という見極めができないのだよな

でもって実はそのあたりのところで差がでるのは、結局のところ周囲とのコミュニケーションなのである

これが非常に重要

なんでかってと、自分の技術に自信があれば、急におかしくなった時点で
うまくいかない~ おかしい~
と、とりあえず訴えまくり始めるのである

そうすりゃ、例えばラボマネのHっちゃんが
あ、その時期にプレートのロットが変わったよ
とか、気づいて教えてくれるわけなのだが

自分がおかしいんじゃね? と思ってると言いにくいから黙ってることになり、静かにどんどん深いとこへハマって行くだけなのである

実際、ロット変更のこともM君がHっちゃんに聞いて判明したのであるから、M1号が悩んでるだけだったらずっとそのまんまだったわけ

変だな~ なんでだろ~
と、一人でうじうじ悩んでても永久に誰も気づいてくれないのだよ
世の中は厳しいのだよ >M1号

研究ってのは色々な意味で一人でやるもんじゃねーんだよね

いい勉強したねM1号
こうやって少しずつオトナの階段をのぼって行くのだね

・・・と、たまにはちょっとくらいは役に立ちそうなこと書いてみたりして

照れ

ところで、昨日オリンピックの閉会式をちらちら見ていたら、次の開催地であるバンクーバーの市長さんが車椅子で登場してましたな

19歳のときにスキーで頸椎を損傷したということで両手足が不自由なのである

で、市の技術員が市長のためにって改造した車椅子の旗立てにオリンピック旗を差し、車椅子ごと回転して旗をひらめかせた姿がえらいことかっこよかった

がんばろうね
いや・・・ほんとにね

ワタクシに勇気と元気を分けてくださる菩薩のようなそこのアナタ
せいせいせいせいっ →