医学部での道草1

何かとひきとどめるものがあり、帰宅が遅くなりました。

てなわけで、前置きなしに予告通り医学部入学後のペンギン君
まずは入学直後、ぴかぴかの1年生編

<よいこのみんな 今日は気を楽にどーじょ>

T大学医学専門学群というところは1学年が100人で構成され、20人ずつ5クラスに『いちおー』分けられ、各クラスには担任のせんせというものがこれまた『いちおー』設置されて単位やらなんやらの世話をしてくれるしくみになっている

だがもちろん講義なんかは100人全員が入れる講義室でやるわけで、クラス分けなんてもんがほとんど意味をなさないのは他大学でも同じようなものだろう (ちがうの? よそを知らないもんでわからんのよ)

そして、入学前にはオリエンテーションというものがあり、筑波山麓の研修センターみたいなとこに一泊旅行して、親睦を深める、ということを目的とした催し物までがあった

このオリエンテーションの場にてはクラスごとに集まって、当然最初に自己紹介みたいなもんがあり、その後は無礼講

無礼講後はクラスを越えてあっちこっちでお話の輪ができあがり、輪から輪へとび回る学生君がいたり、おんなのこが少人数で固まってかしましく盛り上がってたり・・・・と、いわゆるひとつの若者の集まりとなる

いきなし6歳も年少な若者の群れにとり囲まれたペンギン君は医学部では比較的少数な(生物学的)雌に分類されておる

そして正直に告白すると、幼少期よりオトコオンナとことあるごとにいぢめられたトラウマにより、若いオトコノコというものが生理的に苦手な体質なのである

このような集団にすんなりとけ込めるとは全然思えないまま、おばちゃんペンギン一匹、表面上は平然と参加しているフリに余念がない

が・・・・である
気のせいかもしれんが、思ったほどにには周囲から浮いてないみたいな気がするのだよな・・

あれこれ情報交換しつつ、周囲を観察しつつ、判明した事実

しょのいち
うちの学年はなんと100名中40名が女子であった
だから雌が一匹くらい混ざっててもぜんぜんめだたない

しょのに
現役生より6歳年上のペンギン君のさらに年長者が5名もいた
だからおばさんが一匹増えたところでたいしたことない

しょのさん
何らかの形で他大学を卒業、もしくは中退して入ってきた学生が総計10名以上いた
だからおばさん・・・<以下同文>

う~む・・・これは予想外であった

しかし、これでぐっと気が楽になったなぁ なんせ一人だけ超年長だったら肩身が狭いもんなぁ

ちなみに上下の学年は女子数20名前後、おばさんおぢさん率5%程度だったから、うちの学年は突出してユニークだった模様

よ・・・よかったよ この学年で

のちのち、この学年でよかった、としみじみ思える事態がもう一つ出てくるのだが、先に答えを言ってしまうと

上下の学年と比較して、圧倒的にガリ勉率が低かったことである

どういうことかと言うと、
上の学年からはどんどん落第してくるのだが
うちの学年からまけでるメンツはほとんどない

という事実が如実に物語っている

しかも運悪く落っこってったメンツのこれまたほとんどが下の学年の猛勉強ぶりについていけず、もう1学年落ちてったというきわめて気の毒なオマケまでついている

ペンギン君がなんとか6年間をまっとうできたのは、学年一丸となってあんまり勉強しないという、うちの学年のお気楽カラーのおかげと言えよう

さて、オリエンテーションも終わっていよいよ講義が始まる

ここでもう一つ予想していなかったことが起こる

T大学の他学部を卒業しているペンギン君は、教養科目のほとんどが免除される、ということを入学後に初めて知ったのだ

だから、国語とか、英語とか、T大ではもれなく4年間やらされる体育とか、関連Bと言う名称の他学部講義2コマ分とか、しちめんどくさい単位をとる必要が ナイ

したがってペンギン君の時間割、ほとんどスカスカ
週に2日ほど朝から夕方までふさがっているが、残りは全部午前もしくは午後のみ

その必須科目だってすでに数学科の時に終了している物理・化学・生物というもんばっかなので、そんなに必死で講義に出る意味がぜんぜんない

なんだよな~
こんなんなら2年から編入さしてくれればいいぢゃんよ~!

と、ビリで入ったことなんかすっかり棚に上げ、ぶちぶちモンクたれつつ、しかし、これはこれで幸いとますますテニスコートに入り浸ることになるペンギン君ではあるのだが、このヒマヒマな1年間の過ごし方、が後に大きな転機がおとずれるきっかけになることをこの頃のペンギン君はまだ知らない

期待を持たせつつ 以下次号

んあ? 赤いのまだ押してないって?
それはいけません。必須単位ですよ。卒業できなくなりますよ。