医学部への道2

本日は木曜恒例ペンギン組ジャーナル倶楽部
ペンギン様2度目の登場で『これでもかっ』とばかりにデータ満載なCell paperを紹介

2時間かかりました・・・
しかもそのあと隔週のプログレに突入したし

おばちゃん死ぬほど疲れましたがな

と、言う中でもまだまだ続く医学部への道 
(実は昨日のうちに書いておいたのを半分に分けてアップしたのが正解)
つまらんからやめろ、と言われるまで続くらしい
いや、言われても続けるだろうと思うけどさ

<さーみんな! ココロの準備はいいかな?>

渡米後、しばらくはものめずらしさであちこちぶらぶらしとった
なんせそのころムーティー率いるフィラ管が全盛期だったし
席を選ばなきゃバレエだのミュージカルだのいくらでも安く見られるし

が、あまりにヒマぶっこいてるペンギン君を見るに見かねたのか
はたまた日本と比べたら格段に安いとは言え、毎日のようにコンサート三昧されちゃゼニがかかってかなわんと思ったのか
J-2ビザを持っていれば現地で働ける、ということをどっかで聞いてきたダンナ
仕事でもしたら? と、のたまう

ふむ・・なんせポストドクのビンボ所帯ではおこずかいも不自由だしのぉ
しかも、死ぬほどヒマだしのぉ
んじゃ一発仕事でもして小遣いかせぎするかといきなり現地で職探しが開始される

このあたりのバイタリティーというのがやはり若さだったのだよなぁ・・・←遠い目

幸い近所のペンシルバニア大学というところでは求人が山ほどあった
だが、ペンギン君の経歴でできる仕事がそうそうあるわけではない
なんせ出身は数学科ですから紙とエンピツしか使ったことがない
が、しかし事務系の仕事なんてのは英語がちゃんとできなきゃ問題外
残るはラボのテクニシャンである
もちろん実験だってちゃんとやったことはないのだが、ダンナが実験やってるとこは横でしょっちゅう見てたし、時々手伝ったりしてたし
何より夏休みの自由研究が好きだったし

とまぁ今となれば驚嘆すべき理由でとりあえずテックの求人に目を通す
何ヶ所か目星をつけ、斡旋してくれるオフィスへ行き、アポイントメントを取り付けてインタビューへ
が、なんせ研究室での経験が全くない上に渡米後まだ半年くらい
しかもワタクシ典型的な日本人である、まともな英語なんてしゃべれません
当然あっさり断られる
しかしそこであきらめないとこがまたペンギン君なのである
敢然と突撃を繰り返し、なんとたった5つ目の研究室でテクニシャンとして雇ってくれることになった

それにしても、「何ができるの?」ちう問いに対し
「なんもできん! でもすぐおぼえるからだいじょーぶっ!」
といけしゃあしゃあと答えてたんだから、若さ(=馬鹿さ)というのはあなどれない

ま、そんなんでもとりあえず仕事は見つかった、これはめでたいぞっ!

そして、これが今思えば、ペンギン君の現在につながる研究歴の開幕、となったわけだから人生というのはどこでどうなるものやら見当もつかないね

そしてこれまた今だから思うけど、全くの素人を雇う教授ってのも結構すげぇよな

ところで、やっと受け入れてくれた研究室はトップが中国系の女性で研究員はポストドクが3名しかいないという小さなラボ
その3名の内訳がインド人・中国人・韓国人という典型的な『それ』であり、だからこそ日本人のペンギン君しかもど素人でも採用されたのだろう

しかしそのボスというのが当時はまだ若くて、当然のことながら野心満々で、したがってもんのすごい馬力で先頭に立って働きまくるのである
ペンギン君に対してもゴリゴリと実験の方法を自ら教えてくれて、みっちりとディスカッションして次の方針を決めて・・と言う生活が雇われた当日からいきなり開始

ひえ~すげーとこ来ちゃったなぁ・・・と思いつつ働き始めたペンギン君なのだが、やってみたら意外にも結構いけたのである

よーわからんのだがペンギン君、どうやら適正があったらしく、新しいことはすぐに憶えるし、やってみたら実験もまずまずうまい、で、結果がおもしろいように出る
なんとなく(野生の勘で)ツボはおさえられていたのであろう

こうなるとボスは喜んでさらに色々教えてくれる
ボスのお気に入りはみんなも大切にしてくれる
したがって仕事はますます進む

というきわめて良いスパイラルに突入することとなった
思えばこれまでの研究生活で一番楽しい期間だったのだね

そんなこんなしているうちに欲が出てくる

ふむ・・・研究ずっと続けるのもいいかも
日本へ帰ったら大学院にでも行こうかなぁ
数学科とはいえ理学部には違いないんだから、入れないこともねーだろ

なんぞという勘違い思いがふつふつとわいてきたわけだ

さて、そこの研究室にはペンギン君以外にテックが2名おり、2名ともアメリカ人
彼らはいつまでもテックやってるつもりなんかさらさらなくて、ここで働きながら勉強していつか医学部に行くんだ!、というのを挨拶代わりにするような連中であった

で、さっき言ったように、実験やり始めたらえらいことおもしろいし、なんだか向いているようだ、どうやらこれが自分の仕事となるらしい、と本能的に感じてたペンギン君

なるほど~ それ(医学部行き)もアリかな・・・
大学院でもいいけど、医者ならずっと研究やってけるし、なんせ手に職がつけられるじゃん

と、言うのが何を隠そう医学部再受験を決めた理由
ほとんどカルチャースクール通いする奥様のノリである
ハローワーク扱いされた医学部もさぞや迷惑だったことであろう

当然のことながらアメリカと日本における医学部の違いというものを全く認識しておらず、それがとんでもなく誤った考えだったことは入学後にわかるのだが、それはまた別の話

そうこうしているうちに2年半の留学期間があっと言う間に過ぎ去り、ダンナの帰国予定時期が目前にせまってきた

そのころには学部学生の指導までするようになっていたペンギン君、しゃべる方の英語もまぁそれなりに・・・なっておる

んで、ボスんとこ行って、いきなし
『来月 日本へ 帰る』 と、なんの前置きもなく通告
『ワタシつぎのツキにぽんかえるあるよ』程度だったとは思うが

仰天したボス 『待てぇぇぇっ! ダンナだけ帰してお前は残れぇぇ!』 と、かなり未練がましかったわけなのだが、戻って医学部受験するからヤダ、とあっさり帰国の途についたペンギン君なのであった

これとよく似た光景はどん・りかるどのとこでも展開されるのだが、それもまただいぶ先の話

つーわけで、やっと受験編に続くのだが、
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